32.猫も外で遊びたい
タマの世界征服
 
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  32.猫も外で遊びたい
 「

「タマ~」

「タマ~何処行ったの?」

タエちゃんがタマを探してる。

「何処へ遊びに行っちゃったのかしらね。隣のシロちゃんは帰ってきているのかしら?」

リビングへ戻るタエちゃん。

「ママ、タマが最近どこかへ出かけてなかなか帰ってこないのよ。」

暖かくなってきたし、タマも遊びに行きたいのよ。もうすぐ帰ってくるわよ。そろそろご飯の時間だしね。

タエちゃんの心配をよそに、タマはいつもの公園、桜第六東にいた。

「レオン、今日もいい天気だったにゃ。」

「そうだねタマ、暖かいし公園は最高だよ。」

「そろそろ帰りましょう。小太郎が探してるかも。」

シロちゃんが言った。

「夕方になると少し寒くなってくるから、家に帰りたいわ。」

「そうだね、お腹もすいてきたし。それじゃあ僕も帰るよレオン。」

「タマとシロちゃんまたね。」」

3匹の猫がそれぞれの家に帰って行った。

いつもタエちゃんが探してる事に気づいていたタマは、こっそりと家の中へ入っていった。こっそりと入ったつもりが、すぐに見つかってしまう。

「あ、タマやっと帰ってきたのね!遅いじゃない、縁側で一緒に昼寝でもしようと思っていたのに…」

タエちゃんが怒りながら、タマの夕飯を持ってきた。すぐにいつもの場所で食事を始めた。するとピッタリとタエちゃんがタマのl横にくっついて言った。

「ねぇ~タマ、何処行ってたの?」

タマは一心に餌にかぶりついてる。すると、

「ねぇ~タマったら、いつも何処に言ってるの?」

タエちゃんがしつこく言い寄ってきた。タマは横目でタエちゃんを見ながらめんどくさそうに鳴いた。

「にゃぁ~」

横でじっとタエちゃんに見つめられ、更に強く鳴いた。

「に゛ゃぁぁぁ~」

怒り気味に鳴いてみたが、まだ見ている。仕方ないなと思い、

「にゃ~」

一言鳴いて、近づいているタエちゃんの顔をペロリとなめた。

「きゃっ、何するのタマ。」

そう言いなが距離を開けた。

「ビックリした~も~タマったら~」

そう言いながらリビングへ戻って行った。


                        
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